「馬券が当たらない」「的中率を少しでも上げるにはどうしたらいいのか?」など、競馬予想で的中率を上げるコツが気になりますよね。

このページでは、筆者が的中率を高める予想の仕方や必要なマインドを紹介します。ぜひ参考にしてください。

競馬予想のコツ1:競馬は能力×適性

 

現代の競馬ではどんな条件でも力を最大限に発揮できるオールラウンダーは存在しないというのが、私の考えです。

全ての馬が同じ条件で走ることができれば、勝つのは1番能力が高い馬で2着は2番目に能力が高い馬でしょう。しかし、実際はそうではありません。能力が劣っていても何らかの要因によって、能力が高い馬に逆転することは少なくないです。その何らかの要因こそが適性なのです。

なら適性が高い馬を買えば、的中率が上がるかと言われればそうとは言い切れません。適性が高く、上昇したとしても元の能力が低ければ逆転は不可能なのです。

なので、1つ目の的中率を上げる競馬予想のコツは能力と適性の2つを考慮するということで『競馬は能力×適性』です。

では、具体的にどんな向き合い方をしているか私の予想を例に見てみましょう。

【例1】
2021年6月13日
函館11R 函館スプリントS
◎ビアンフェ

〇カレンモエ
▲ミッキーブリランテ
△カツジ

・予想内容
ビアンフェの2代母アジアンミーティアはスワーヴリチャード、コントレイルの母父でお馴染みアンブライドルズソングの全妹。そのアジアンミーティア牝系は総じて平坦巧者。直線に坂があるコースの重賞【0-2-6-30】に対して平坦コースの重賞は【5-2-3-24】、重賞5勝はダコール、ブランボヌール、ビアンフェによるものだが、京都、札幌、函館、新潟コースでのもの。
ビアンフェ自身も直線に坂のあるコース【0-1-1-4】に対して平坦コース【3-1-0-0】の平坦巧者。近3走はいずれも坂ありコースであったし、セントウルSは左回りで直線逆手前で5着、スプリンターズSは外差し馬場、オーシャンSは苦手な坂コースでも3着に走れており、能力の高さを感じた。得意舞台に戻る今回はパフォーマンスを上げてくる。

能力指数順位
1位ジャスティン(ダート)
2位ミッキーブリランテ
3位カレンモエ
4位カツジ、コントラチェック、ビアンフェ
7位タイセイアベニール
8位ケープコッド、ジョーアラビカ
10位センショウユウト
11位アスタールビー
12位マイネルアルケミー
13位アルピニズム
14位ロードアクア
15位シゲルピンクルビー(3歳一変あり)
16位リンゴアメ

函館スプリントSの予想は以上の通りでした。まず見ていただきたいのが能力指数の順位。1位はジャスティンでしたが、これはダートのレースで記録したもので芝のレースでは適性を下げると考えて消しました。
2位3位のミッキーブリランテ、カレンモエは特に減点材料も加点材料も見つからなかったのでそのまま○▲の高い評価をしました。
本命にしたのは能力指数4位タイのビアンフェ。その指数4位の記録は得意ではない舞台のもので適性の高い舞台に変われば大きく上昇すると考えて本命にしました。他の4位タイのコントラチェックは5勝のうち4勝が中山コースの巧者で札幌コースでの逆転は厳しいと考えて無印。カツジは加点も減点もなく△で抑えました。

結果は◎→〇→▲の完全的中。嬉しいレースになりました。

【例2】
2021年5月5日
船橋11R かしわ記念
◎ソリストサンダー

○タイムフライヤー
▲ミューチャリー
△カジノフォンテン

・予想内容
かしわ記念に出走する馬の独自指数の順位は
1位カフェファラオ
2位サンライズノヴァ
3位カジノフォンテン、ソリストサンダー
5位インティ
6位タイムフライヤー
7位ミューチャリー
8位ワイドファラオ

1位カフェファラオはアメリカ育成なので南関東のダートが苦手であるし、溜めが効かないのでコーナー4つも苦手。2位サンライズノヴァ、5位インティは軽い馬場を得意としており、こちらも南関東のダートは苦手。
能力上位馬の適性が半信半疑に加えて、逃げ・先行馬が揃っている。買うのは能力3位の差し馬ソリストサンダー。門司Sが非常に優秀で、ハイペースにもかかわらずラスト2ハロンは加速ラップ。フェブラリーSでも本気で来ると思ってたので大本線で強く買ったが、外差しが全く効かない馬場で時計も速く、追走に苦労してノーチャンスだった。
対抗はタイムフライヤー。近親にはJpn1を4勝したタイムパラドックスがおり、地方のダートならさらに上昇しそう。
単穴はミューチャリー。フェブラリーSは外差しが効かない馬場にもかかわらず、上がり3位で7着に走っており、昨年のJBCではクリソベリル、オメガパフューム、チュウワウィザードに続く4着。今の充実度ならば1発あってもおかしくない。

結果は指数1,2位カフェファラオ、サンライズノヴァは適性を下げて凡走。当日は強い風が吹いており、先行馬が有利な流れになり、カジノフォンテンが勝ちましたが、適性を下げなかった指数3位タイのワンツー決着になりました。
3着インティは過去にかしわ記念2着の実績がありましたし、適性分析を見誤りました。加点も減点もない指数5位と考えれば3着は妥当です。

競馬予想のコツ2:追い切り

競馬は能力×適性を予想の根底にできれば的中率は上昇するはずですが、さらに追い切りを見ることができればもっと良くなります。

能力が高くても状態が悪く、力を出せない状態は大きな減点です。反対に、これまでより良い動きをしていれば上昇が期待できます。よって追い切りは能力のバロメーターと言えるのです。

また追い切りは時に適性の一部にもなりえます。

【例3】
2021年4月3日
中山11R ダービー卿CT
◎カテドラル

・予想内容
逃げ、先行馬が揃って激流もありそうなメンバー構成。展開が向きそうな差し馬を狙ってみたい。
アーリントンC、NHKマイルC、東京新聞杯で上がり上位で穴を開けているカテドラルを推す。
同馬の母父ロックオブジブラルタルは父としての日本の適性は高くなかったが、母父に入ると牡馬の馬体に良い影響をもたらしており、絶対数が少ないにもかかわらず、18年のダービーにはジェネラーレウーノ、グレイルの2頭出し、19年のNHKマイルCにはカテドラル、ダノンチェイサーの2頭出しをしている。その馬体の影響で母父ロックオブジブラルタルの牡馬・セン馬は急坂のある中山芝コースで【9-5-6-29】(勝率18.4%,複勝率40.8%)の好成績を残しており、17年のこのレースの勝ち馬ロジチャリスも母父ロックオブジブラルタルの牡馬だった。
そして、カテドラルを管理する池添学調教師は昨年以降中山芝重賞で【1-2-1-1】(スプリングS3番人気1着ヴィクティファルス、有馬記念11番人気2着サラキア、オータムH13番人気3着,ダービー卿CT13番人気2着ボンセルヴィーソ)と素晴らしい成績を残しているが、これは栗東坂路を使う厩舎の育成と中山坂適性が近いからではないだろうか。

結果は◎カテドラルが上がり最速で2着。3着にはもう一頭いた池添学厩舎のボンセルヴィーソでした。
このように追い切りで中山コースが得意な適性が生まれることもあるのです。

競馬予想のコツ3:能力、適性、追い切りの分析方法

競馬は能力×適性×追い切りの重要性がお分かりいただけたでしょうか。ここでは能力、適性、追い切りの分析方法について説明します。

競馬予想のコツ3-1:能力指数を使う

私は出走馬の能力を数字で表す指数化を行っています。そうすることで軸にすべき馬を選びやすくなります。また上位人気でも実際は強くなかったり、人気がないのに強い馬を見つけることもでき、相手選びもスムーズに行うことができます。

では、私が使っている指数の数式を公開しましょう。

(基準タイム-走破時計)×距離指数×10+馬場指数+斤量補正+映像とラップ次第で加点

式を見てアレルギー反応を起こした方もいるかもしれませんが、無理に覚える必要も自分で作る必要もありません。
というより、基準タイムや馬場指数などの計算に大量のデータ分析が必要になるので、オススメはしません。

考える競馬では重賞競走についてストアに能力指数と見解を公開していますが、自作すること興味がある方はこちらのサイトで統計学に基づいた指数の出し方について勉強してみてください。これを試行錯誤して改良したものが私の公式です。

競馬予想のコツ3-2:適性を知る

能力が分かれば、次に重要なのは適性分析です。能力が上位で適性の高い馬を選べれば、かなり的中率は上がりますが、適性と一口に言っても様々な種類があります。血統だったり、馬場だったり、展開だったり、走法だったり….。適性分析を行えるようになるには経験と知識が必要です。

私自身も初めから適性の知識があったわけではないので、競馬を始めた頃に出会った適性の勉強に役立つ最良の本を紹介します。

この本一択です。私が出会ったのはこの本の旧作ですが、すごく勉強になりました。

その後は血統の知識は強いと思った馬の調べることの繰り返し。馬場や展開や走法はレース映像をたくさん見て学んでいきましょう。

 

競馬予想のコツ3-3:追い切りを見る

最後に追い切りです。ここで注目しているのは4つ。過去の追い切りタイムとの比較、追い切り本数、どこで追い切りを行ったか、映像を見てどんな動きだったか(重賞のみ)です。

どんな手応えでどんなタイムだったのか。それは馬場の差を考慮した上で過去と比べて調子が良いのか、悪いのか。

3ヶ月以上の休み明けの場合では、中間追い切りも含めて6本はやれているのか。独自の集めたデータでは6本未満の場合は好走率が下がります。

どこで追い切りをしたか。王道は坂路とWコース追い切りですが、長距離レースでは坂路追い切りを軽視したり、強い雨が降ったときは坂路とWコースの負荷が大きすぎて疲れてしまい、負荷の軽いポリ追い切り、芝追い切りの方がパターンもありました。

映像ではちゃんと真っ直ぐ走れているか。手前をしっかり変換できているか。手応えはどうかなどを見ています。

私が利用している競馬媒体はネット競馬ですが、こちらで上の4つを見ることができます。
(追い切り映像はJRAレーシングビュアーで見ていますが….)

4つも意識できないと思った方もいるかもしれませんが、1ヶ月,2ヶ月継続できれば染みつくはずです。

競馬予想のコツ4:適性分析をアップデートし続ける

競馬は能力×適性×追い切りで予想したつもりでも完膚無きまでに外れたことが何回かありました。それらのレースの共通点は世代限定戦やタフなレースだったということでした。

世代限定戦は成長力による能力指数の逆転、極端な展開、これまでのレースが適性ではない舞台からの急上昇など能力下位からの逆転もあります。
タフなレースでは頑張る力が求められ、ほとんどの馬が下降する中でも能力を下げないマイネル育成のユーバーレーベンや牝系にクロフネ持ちのクロノジェネシス、レイパパレやストームキャットとゴーンウエストのセレクタリアトを強化した馬ユニコーンライオン、モズベッロなどが2021年春のGIで活躍しました。オークスや宝塚記念などタフなレースでは適性の上昇度が大きいということも覚えておきましょう。

競馬は能力×適性×追い切りで予想をしても外れることはあります。外れた時にしっかりと敗因を考え、適性分析をアップデートしていくが必要です。